1DK 開発ストーリー #4「リペアへの軌跡」

 “ I don't know ” から始まる新たな発見と革新の出発点

2023年11月に1DKをスタートし、2024年初夏に新たなラインナップ「リペアオイル」がリリースとなりました。

ブランドのリリースと共に展開したスタイリングシリーズは「香りと質感で個性を惹き立てる」をシリーズのテーマにしていましたが、リペアオイルは「髪本来の美しさと強度へ導き、個性を惹き立てる」がテーマです。

リリースに至る経緯や着想、今後の展望など、ブランドを牽引する株式会社pad代表 廣田へのインタビューを通してご紹介します。

 

◼️リペアオイルのプロダクト構想はいつ頃からしていたのでしょうか?

ブランドを構想していた段階で、さまざまなシリーズを展開していくイメージはあったのですが、スタイリング剤を発売した頃(202311月)から次の展開は「リペアシリーズ」にしていくことを決めていました。

“個性を惹き立てる”というテーマの中、ハイトーンカラーやパーマ需要が増えてきている流れにケミカルダメージは理想のデザインやスタイリングを叶えるための妨げになる要素だと考えたことがきっかけです。

ユーザーのダメージをケアし、より理想的なスタイリングデザインをお楽しみ頂ける環境へ導くことを目標としてリペアシリーズの構想を進めてきました。

 

◼️仕上がりはどのようなものをイメージしてプロダクトを進行してきましたか?

1DKは「質感」をスタイリングシリーズで表現することを前提にしていることに加え、これまで使用してきたアウトバスオイルは仕上がりが重く、髪に付着していてストレスを感じる事を経験してきたので、リペアオイルは馴染みが良く、髪1本1本が揺れるような軽い仕上がりをイメージしていました。

髪を乾かしていく中でこれまでにないサラサラ感とツヤが実感でき、使うたびに髪がしっかりし、まるで素髪のような状態へと導くこと念頭にプロダクト進め、髪質や髪の状態、太さや硬さなど、様々な毛髪でテストと思案を重ねてようやく完成しました。

 

◼️香りにも何か特徴はありますか?

香りは就寝前やお出かけ前にご使用いただくことの多いプロダクトなので、リラックスが出来る香りになるよう構成しました。爽やかな中にも甘さがあり、ほんのり香るヒノキ精油でまとまりを持たせた落ち着きのある香りになっています。

 

 

◼️リペアシリーズでは様々な有効成分を配合していますが、どのような経緯で採用したのでしょう?

今回のキー成分にヒノキの精油を使用しています。

この成分は友人を通じて紹介して頂いた、飛騨高山で家具の製造をされている飛騨産業様との出会いからでした。

飛騨産業様では家具の制作過程で致し方なく廃棄になるヒノキなどの木々や枝葉を処分するのではなく、精油にしてアップサイクルするという取り組みをされていました。

実際に蒸留工場に伺い精油にする過程を見学させて頂きましたが、大量の木部から抽出して得られる精油はとても僅かな量だったことへの驚きと、癒しの香りに感動しました。

髪への保湿効果が高いというリペアらしい機能面だけではなく、その素晴らしい取り組みはリペアの意味に含まれる「生き返させる」に通じる意味だと感銘を受け、この活動を多くの方に認知頂く事に少しでも力になれたらという思いで、この成分を取り入れています。

 

次にダメージを受けた毛髪の強度を高めるプレックス成分もキー成分として取り入れています。

現在は多くのプレックス成分が存在しますが、開発に携わって頂いている研究員の方々と協議を重ねリペアシリーズにはジマレイン酸シスタミンという成分を選択しました。

「ケミカルダメージは理想のデザインやスタイリングを叶えるための妨げになる要素」というリペアシリーズの起源に対し、ヘアカラーやパーマなどのダメージによって壊れしまう毛髪内部の結合を再架橋することで、ケラチンの分解を抑制し毛髪の強度を高めてくれる本成分はシリーズに必要不可欠な成分でした。

 

また、ドライヤーやアイロンの熱から毛髪を保護してくれるエルカラクトン、毛髪との相性が良く柔らかい質感を演出する2種類のシルク成分、その他の成分を毛髪内部に効率よく浸透促進させるブースターアクリオなどの有効成分をバランス良く調合することで、今回の質感が実現できています。

 

◼️スタイリングシリーズからデザイン色が一新されましたが理由はあるのでしょうか?

スタイリング剤とは違いリペアラインは髪の補修をメインと考えているので、毛髪の補修を連想させるような暖色系のピンクとも肌色とも取れる絶妙な色合いを表現しています。

また、髪が濡れている状態から使用されることが多いプロダクトなので、容器を持った瞬間に心地よく手に馴染む触感が伝わるよう、ラベルのシールはベルベット素材の仕様です。

ラベルのインキはスタイリングシリーズの特徴を継承しベジタブルインキを使用しています。

 

 

◼️リペアシリーズはどのような展開を予定していますか?

リペアシリーズではシャンプー&トリートメントの開発も進めています。オイルとの親和性を高め、より扱いやすい毛髪へと導くために毛髪補修を主軸に考えて進行中です。

アウトバスだけでは行き届かないケミカルダメージを、毛髪の深部から補修することで個性を惹き立てる可能性をより拡げるプロダクトとしてリリース予定ですので、発売まで今しばらくお待ちください。

 

◼️最後に何かありますか?

リペアオイルはライトな仕上がりなのでスタイリングの際にもお使い頂けます。

スタイリング剤をつけた感じではなく、素髪感でナチュラルに仕上げたい時などにおすすめなので是非お試しください。今後も美容師の皆様がお客様にご提案したくなり、お使い頂くお客様にお喜び頂ける商品作りを心掛けて製造に取り組んでいきたいと思います。

 

 

廣田 雅人 / Masato Hirota
美容室専売メーカーで15年間勤務する。営業の傍ら、商品の企画開発責任者として5つのブランド立ち上げ、250以上の商品をマネージメントする。ブランドのネーミング、商品テスト、マーケティング、企画などの主要業務をプロデューサーの立場で取り組み、代表ブランドは国内のあらゆる媒体で受賞すると共に、代表商品は某コスメアワードにて2018年より3年連続グランプリを受賞し殿堂入り商品となる。多角的な視点と様々な経験を強みに、美容業界で新たな挑戦を志し2022年に株式会社padを設立する。